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声かけ博士足立啓美(あだちひろみ)の「子どもの心を強くする大人の関わり~ネガティブ感情との付き合い方~」について


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テーマごとに配信しております。どのテーマも、世界で幸せに生き抜くためには、必要な力だと考えています。

まずは私たち大人がこれらのテーマに向き合い、子ども達に伝えていけるといいですよね!

毎月、2週目は足立が担当です。「非認知スキル」についてお伝えしております!


先日出版させていただきました絵本『きみのこころをつよくするえほん』が第4版の増刷となりました!この絵本は、幼児期〜学童期の子ども達がネガティブ感情と上手に付き合う方法をお伝えしています。

4月のテーマ「子どもの心を強くする大人の関わり~ネガティブ感情との付き合い方~」


新学期を迎えて、ドキドキ、ワクワク、ちょっぴり不安…色々な気持ちが出てきますね。

不安、悲しみ、怒り…と言うよういわゆる「ネガティブな気持ち」は大人でも扱うのが大変なことがあります。

幼児期の子ども達であれば、「得体の知れないモヤモヤした感じ」と知覚しているかもしれません。


そう。それが怒りなのか、不安なのか、悲しみなのか、正体がわかっていないことが多いのです。


正体が分からなければ、扱い方も分かりません。だから、物に当たったり、癇癪を起こたりすることなどで、得体の知れない不快感をなんとかしようとするのです。


そんな時、大人ができることは、子どもの気持ちに巻き込まれず、落ち着いて、「怖かったね」「イライラしているのかな」「悲しいね」などと、子どもが感じるその感覚に名前をつけてあげることです。


それだけでも子どもの気持ちが落ち着くことが多くあります。もちろん、私たち大人も、自分の感情を言語化することで楽になると言う研究報告もあります。


絵本では、さらに自分の感情を大切にしながら、上手に扱えるようになる方法をお伝えしています。


少し応用編をお伝えすると…「呼吸の魔法」をご紹介していますが、そのやり方は状況に応じて工夫されると良いと思います。


『子どもの心を強くする すごい声かけ』(主婦の友社)


先日、レストランで癇癪を起こしていた男の子に、ティッシュを丸めて、机の端から端までゆっくり動かすレースを一緒にしました。ゲームを通して呼吸をゆっくり深くしてくれた男の子。すっかり落ち着けましたよ。


絵本を通して、お子様の年齢や状況に応じてその子オリジナルの方法を作っていただければと思います。


皆さんのアイディアもぜひお聞かせくださいね。


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担当講師 足立 啓美(あだち ひろみ)

東京サドベリースクール設立に関わり、スタッフを務めるなど国内外の教育機関で10年間の学校運営と生徒指導を経て現職。強みや才能は、どのような関わりと環境から引き出されるのかを研究。 現在は、ポジティブ心理学をベースとした教育プログラム開発、小学校〜高校、適応指導教室など様々な教育現場で、レジリエンス教育の講師として活躍中。子ども達の学びを支援する大人の講座(PTA研修、教員研修、企業研修)の講師を務め、子ども達のウェルビーイングを包括的にサポート。ポジティブ心理学コーチとして個々のサポートも行っている。


 
 
 

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